おしながき > 季節の和菓子
新緑の美しい季節になりました。和菓子の楽しみは、季節ごとに変化する見た目や味わいです。今月も、壁風庵のとっておきのお菓子をお楽しみください。
春のお菓子
桜餅
桜餅には、薄皮で餡をくるんだ長命寺と、道明寺粉で餡をくるんだ道明寺の2種類があります。前者は関東や東北地方で、後者は関西などその他の地域で親しまれています。
碧風庵の桜餅は、桜色の上新粉を焼いた皮と塩漬けにした桜の葉で、なめらかな漉し餡をくるみました。舌の上で涼やかに溶けていく漉し餡と、もっちりした歯ごたえの皮、甘みを引き立てる桜の葉の塩味と香りの、絶妙のハーモニーをお楽しみください。
うぐいす餅
うぐいすを模した求肥にうぐいす粉をたっぷりまぶしました。うぐいす粉は青きな粉とも呼ばれます。通常のきな粉が黄大豆から作るのに対して、うぐいす粉は青大豆から作成するので黄緑色をしているのです。
碧風庵のうぐいす餅は、ふうわり柔らかいのが特徴。中には漉し餡がたっぷり入っています。後味が軽いので、見た目の大きさとは裏腹に、いくらでも食べられます。