DULCAMARA ¥8000 1998 IGT I Giusti e Zanza

こちらは、名門マッツェイとは対照的に、建築の仕事に従事していたジュスティさんとザンザさんが、ワインに対する情熱から1995年にワイン造りを始めた新しいワイナリーです。十数年前には名前も聞かなかったワイナリーや、手入れが行き届かずに荒れていたぶどう畑のワインが、世界へ向けて出荷され、高い評価を得ています。かつてなかった新しい感覚の名前がつけられ、モダンなデザインのラベルが張られたワインがカーサ・ヴェッキアのリストにも沢山あります。ところで、この「DULCAMARA(ドゥルカマーラ)」の名は、ドニゼッティ作のオペラ「愛の妙薬」に登場する“いかさま薬売り”の名にちなんでいます。ドゥルカマーラは、金持ちで気ままな農場主の娘(ラベルのイラストの女性)に恋する純情な若い農夫に、“惚れ薬”と偽って安物のワインを高い値段で売り付ける男。ともすれば、安物ワインの代名詞にもなりかねないドゥルカマーラの名前を、ワイナリーの最も誇りとするワインにつけるなんて、自信にあふれて粋ではありませんか。'98ヴィンテージは残念ながら終了しましたが、パワーアップした'99がもうすぐ入荷します。お楽しみに!

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