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After Effects CC/CS6 スーパーテクニック
映像に興味がある方ならば、一度は名前を聞いたことがあるでしょう、Adobe After Effects。このソフトによって、モーショングラフィックスという映像カテゴリーが生まれたと言っても過言ではありません。今までカメラを扱ったことのないデザイナーやクリエイター、CGクリエイターなどの皆様が、スタイリッシュでクールな映像をたくさん生み出しました。

そして、さらに時代は進んで、カメラの画質と性能は、デジタル映像圧縮技術の向上と共に、飛躍的に進歩しました。高画質カメラは手のひらサイズに収まり、スローモーション撮影まで可能です。YouTubeの映像はハイビジョン放送と全くひけをとらない画質となっています。ネット上で生放送をはじめることも、とても簡単です。まさに映像は、いつでも、どこでも、出来るように、観られるようになったのです。

映像ソフトも多岐にわたりましたが、After Effectsの存在感は大きいです。それは日本のセルアニメ制作の必須アイテムともなったように、様々なマテリアルをミックスし、映像に仕上げてしまうという特性と大きく結びついています。そして最新バージョンは3Dソフトを内包しつつあります。まさにこれ一本で、写真、ムービー、イラスト、グラフィック、テキスト、アニメ、CGをコンポジットできるツールとなりました。

After Effects CCは、実際にはAdobe Creative Cloudのソフトなので、写真やイラストはPhotoshopやIllustratorで制作でき、Premiere Pro、Auditionなども使えば、今まで映像に興味がなかった人でも、環境としては、すぐに始められるようになっています。

本書は、After Effectsの基本的な使い方から、簡単なモーショングラフィックス、実写加工、アニメーションといった様々な映像クリエイティブを紹介しています。

この本をきっかけに「映像を作ってみたい!」と少しでも思っていただければ幸いです。

本書「まえがき」より
カバーイメージ
著者:糸曽賢志山口良介月足直人
B5・416ページ・オールカラー・DVD-ROM付属
本体価格:3,800円+税
ISBN978-4-8007-1016-1
 
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目次を表示する ≫
PART_1 インターフェイスと基本操作
SECTION 1.1 Adobe After Effectsとは?
SECTION 1.2 After Effectsのインターフェイス
SECTION 1.3 素材(フッテージの読み込み)
SECTION 1.4 コンポジションの作成
SECTION 1.5 タイムラインとレイヤー
SECTION 1.6 キーフレームの基本
SECTION 1.7 時間伸縮
SECTION 1.8 他のソフトとの連動
SECTION 1.9 プレビューとレンダリング
SECTION 1.10 レイヤーの活用
SECTION 1.11 描画モード
SECTION 1.12 マスク
SECTION 1.13 シェイプレイヤー
SECTION 1.14 3Dレイヤー

PART_2 簡単なアニメーション
SECTION 2.1 テキストアニメーション
SECTION 2.2 テキストアニメーションプリセットを活用する
SECTION 2.3 「テキスト」レイヤーとシェイプレイヤーによる3D効果

PART_3 実写を使ったミュージックビデオの作成
SECTION 3.1 テキストアニメーションでタイトルを作成
SECTION 3.2 3Dカメラトラッカー合成
SECTION 3.3 2Dトラッキングによる合成とロトブラシ
SECTION 3.4 Keylightによるグリーンバック合成
SECTION 3.5 Cinema 4Dを使った3Dオブジェクトの合成

PART_4 セルアニメーション・テクニック
SECTION 4.1 セル素材を使用してアニメーションを作成
SECTION 4.2 セルとエフェクトの融合を試そう
SECTION 4.3 タイムリマップを使用したアニメーション作成
SECTION 4.4 複数カットを組み合わせてシーンを制作
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