Final Cut Studio 2 スーパーリファレンス for Macintosh | ||
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アップルコンピュータの提供するMacとFinal Cut Studioという組み合わせは、ノンリニア編集の次世代を見据えたバージョンアップで、常に時代をリードしてきました。 そして、民生用の「HDV」や「AVCHD」といったデジタル・ハイビジョン・フォーマットは急速に普及し、ノンリニアビデオ編集も、デジタルデータをいかに快適に扱えるかがポイントとなってきました。 高画質映像は、それぞれのメディアから吸い上げたデータとなり、高価なスタジオでしか編集できなかったことや、プロ用機材でしか再現できなかったことが、いまやMac Proのデスクトップですべて実現できるようになったのです。 もともとFinal Cut Proは、編集するだけでなく、モーションを付けたりエフェクトや合成までも本格的にサポートした、オールインワン・ノンリニア編集ソフトというジャンルのさきがけでした。 それに、タイトル制作「Live Type」、サウンド制作「Soundtrack Pro」、モ−ショングラフィックス制作「Motion」、DVD制作「DVD Studio Pro」、あらゆるメディアへの書き出しをサポートする「Compressor」、そして色補正ソフト「Color」も加わったFinal Cut Studio 2は、まさに無敵のデスクトップスタジオと言えるでしょう。特にMotion 3には、ビヘイビアと呼ばれるスクリプトベースのリアルタイム・モーショングラフィックスに加えて、高度なモーショントラッキングも実装されました。 本書に一通り目をとおせば、Mac ProとFinal Cut Studio 2というデジタルビデオシステムで、何が作れるのかを理解できることと思います。 誰もがハイビジョン画質でハイクオリティな映像を手にいれられるようになった今、果たしてどのような映像作品を作ればいいのでしょう? 答えは簡単です。「好きなように作ればいい」のです。好きなように作れるソフトとハードがこんなに身近にあるのですから…。 本書が、皆様の映像制作の、わずかながらでも手助けになれば幸いです。 (「まえがき」より) |
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著者:山口良介・Lyric Graphic B5変形・472ページ・オールカラー 本体価格:3,800円+税 ISBN978-4-88166-608-1 |
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Part 1 必要な機材と作業画面
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Chapter1.1 セットアップ Chapter1.2 Final Cut Pro 6のインターフェイス Part 2 素材の準備 Chapter2.1 Final Cut Pro 6の初期設定 Chapter2.2 切り出しと取り込み Chapter2.3 キャプチャデータ以外のファイルを素材にする Part 3 ビデオの編集 Chapter3.1 プロジェクトとシーケンス Chapter3.2 編集操作の基本 Chapter3.3 いろいろな編集操作 Chapter3.4 複数トラックの活用とトランジション Chapter3.5 レンダリングの実行 Part 4 特殊効果 Chapter4.1 フィルタを適用する Chapter4.2 合成モード Chapter4.3 キー合成とCG合成 Chapter4.4 「色補正」フィルタ Chapter4.5 ネスト構造 Part 5 映像の演出 Chapter5.1 ジェネレータ Chapter5.2 テキストにモーションを付ける Chapter5.3 「モーション」タブを使う Chapter5.4 タイムリマップ Chapter5.5 LiveType Part 6 Motion 3を使う Chapter6.1 Motion 3の基本 Chapter6.2 ビヘイビアアニメーション Chapter6.3 テキストビヘイビアとフィルタ Chapter6.4 3D合成 Chapter6.5 モーショントラッキング Part 7 音楽と効果音 Chapter7.1 オーディオトラック Chapter7.2 トランジションとフィルタを使う Chapter7.3 Soundtrack Pro 2 Part 8 DVD Studio Pro 4によるDVD作成 Chapter8.1 MPEG-2に出力する Chapter8.2 DVDのメニューを作成する Chapter8.3 DVDオーサリングとディスクの作成 Part 9 フィルタとトランジションの活用 Chapter9.1 「ビデオフィルタ」ガイド Chapter9.2 「ビデオトランジション」ガイド ≪ 目次を隠す |