Final Cut Studio (2009) スーパーリファレンス for Macintosh | ||
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Appleの提供する Mac とFinal Cut Studio という組み合わせは、ノンリニア編集ソフトの在り方を常にリードしてきました。それはスタジオでできることをすべて1つのパソコンでできるようにするということでした。 もともと、それらを1本のソフトで行うという前提で開発されたFinal Cut Proは、今でも単体でモーションを付けたりエフェクト映像を作り込んだり、カラーコレクションをしたりするのに、かなり強力な機能とコストパフォーマンスを有しています。さらに、それらひとつひとつの機能を拡張するように、音楽や効果音は「Soundtrack Pro」、高度なビヘイビアべースのモーショングラフィックス制作には「Motion」、映像データのエンコードや変換には「Compressor」、そしてDVDメディアへの書き出しは「DVD Studio Pro」、加えてカラコレ専用ソフトの「Color」を含めたFinal Cut Studioへと進化してきたのです。 これさえあれば、映像制作に関するすべてのことができるといっても過言ではありません。 本書に目を通せば、MacとFinal Cut Studioというデジタルビデオ編集ツールを使って何ができるのかを一通り理解できると思います。 映像をとりまく環境はデジタルハイビジョンへと移行し、いかに高画質な映像データを手軽にハンドリングできるかが、カギを握るようになりました。それに伴いハードの敷居も下がってきて、今やカードくらいの大きさのカメラでハイビジョン映像が撮れるようになりました。映像は「作品を撮る」というよりも、もっと気軽に、私たちにとって身近なコミュニケーション手段として定着してきているのです。 映像は、アイディアさえあれば、それを作る手段と表現方法はすぐそばに、しかも無限大にあると言っていいでしょう。 Final Cut Studioで自分のアイディアを形にしてください。 本書がわずかながらでもその手助けになれば幸いです。 (本書「はじめに」より) |
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著者:山口良介・Mz B5変形・472ページ・オールカラー 本体価格:3,800円+税 ISBN978-4-88166-723-1 |
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本書は絶版・品切となっております。 | ||
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Part 1 必要な機材と作業画面
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Chapter1.1 セットアップ Chapter1.2 Final Cut Pro 7のインターフェイス Part 2 素材の準備 Chapter2.1 Final Cut Pro 7の初期設定 Chapter2.2 切り出しと取り込み(転送) Chapter2.3 キャプチャデータ以外のファイルを素材にする Part 3 ビデオの編集 Chapter3.1 プロジェクトとシーケンス Chapter3.2 編集操作の基本 Chapter3.3 いろいろな編集操作 Chapter3.4 複数トラックの活用とトランジション Chapter3.5 レンダリングの実行 Part 4 特殊効果 Chapter4.1 フィルタを適用する Chapter4.2 合成モード Chapter4.3 キー合成とCG合成 Chapter4.4 「色補正」フィルタ Chapter4.5 Colorを使った緻密なカラーコレクション Chapter4.6 ネスト構造 Part 5 映像の演出 Chapter5.1 ジェネレータ Chapter5.2 テキストにモーションを付ける Chapter5.3 「モーション」タブを使う Chapter5.4 速度変更 Part 6 Motion 4を使う Chapter6.1 Motion 4の基本 Chapter6.2 ビヘイビアアニメーション Chapter6.3 テキストビヘイビアとフィルタ Chapter6.4 3D合成 Chapter6.5 モーショントラッキング Part 7 音楽と効果音 Chapter7.1 オーディオトラック Chapter7.2 トランジションとフィルタを使う Chapter7.3 Soundtrack Pro 3 Part 8 DVD Studio Pro 4によるDVD作成 Chapter8.1 各種メディアへ書き出す Chapter8.2 DVDのメニューを作成する Chapter8.3 DVDオーサリングとディスクの作成 Part 9 フィルタとトランジションの活用 Chapter9.1 「ビデオフィルタ」ガイド Chapter9.2 「ビデオトランジション」ガイド ≪ 目次を隠す |