すぐにできる!Linux 補足情報
● Windowsプリンタが一覧されない場合
Windows上にあるプリンタを共有して利用しようとしても,プリンタの設定でWindowsマシンが一覧されない場合があります。これは,Fedora Core1に付属している「セキュリティレベルの設定」ツールでWindows共有(samba)サービスを通さないようにしているからです。もし,Windows共有機能を利用したい場合は,セキュリティの設定でファイアウォール機能を無効にするか,設定ファイルを直接編集する必要があります。
ここでは,ファイアウォール機能の設定ファイルを編集してWindows共有を利用できるようにしてみます。以下の手順に従って作業をして下さい。
1.デスクトップ上で右クリックして[端末を開く]を選択します。
2.次に管理者になります。「su」と入力して[Enter]キーを押します。次に管理者のパスワードを入力して[Enter]キーを押します。
3.「gedit /etc/sysconfig/iptable」と入力して[Enter]キーを押します。
4.テキスト・エディタが起動します。開いたファイルに以下の設定を追加します。
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp --sport 139 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p udp --sport 138 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p udp --sport 137 -j ACCEPT
5.ツール・バー上の[保存]ボタンを押して,右上の[x]をクリックしてテキスト・エディタを終了します。
6.「/etc/init.d/iptable restart」と入力して[Enter]キーを押し,ファイアウオールの新しい設定を適応します。
7.「exit」と入力して[Enter]キーを押して端末を終了します。
8.これで設定完了です。再度プリンタの設定を行うと,Windows共有のマシンとプリンタが閲覧できるようになります。
注意! セキュリティレベルの再設定について
再度,[システム設定]-[セキュリティレベル]でファイアウォールの設定を変更すると,Windows共有のための設定が無効になります。その場合はもう一度設定し直してください。
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