詳細! Objective-C iPhoneアプリ開発入門ノート

iOS 7発売前に今のうちに追いつこう!

iPhoneアプリを作るなら、やはり何と言ってもObjective-Cです。もっと早くObjective-Cに取り組めばよかった、これから学ぶのはもう遅い?と焦っている人も多いでしょう。WWDC 2013ではiOS 7も発表されて、いよいよこのままでは取り残される!でも、どうせ出遅れたのだし、iOS 7からはじめたほうがよいのでは?と思っている人もいるかもしれません。

そんなことはありません。Objective-Cをこれからはじめても少しも遅くありません。iOS 7の正式リリースを待つ必要もありません。と言うより、むしろ待っていてはいけません。今が追いつくタイミングです。最新のObjective-Cの基礎とXcodeの使い方は、そのままiOS 7のアプリ開発に役立ちます。iOS 7搭載の新デバイスが出る前にできるだけ準備しましょう!

本書はXcodeの開発環境でiOSアプリを作るために必要となるObjective-Cの基礎を学ぶための入門書です。プログラミングの経験は多少あるが、Objective-Cははじめてという人が対象です。また、すでに入門の入門の指南書を手にアプリを数個作ってみたものの、門の前に立っただけでObjective-Cの扉を開けられないという人も少なからずいるでしょう。そのような人にこそ本書を読んでもらいたいと思います。

本書とサンプルプログラムで、Objective-CによるiPhone/iPadアプリ制作の基礎から応用にいたるまでの実力が身に付くことを願っております。

サンプルファイルをダウンロード

Part1Xcodeをはじめる

Part3配列・セット・辞書・構造体

Part5ビュー・画像・ボタンの作成

Part7シーンの移動

Part9デバイスの機能を利用する

※Chapter9-3のサンプルで画像ファイルのリンクが切れていたため、2013/08/06にファイルを更新致しました。以前にダウンロードされていた方はお手数ですが、再ダウンロードをお願い致します。

正誤表(2013/09/27訂正)

このたびは弊社刊「詳細! Objective-C iPhoneアプリ開発入門ノート」をご購入いただき、誠にありがとうございます。刊行後、本書内で以下の通り誤りがあることがわかりました。お詫びして訂正いたします。

Chapter1-2P.15 表中最下行

誤:Emty
正:Empty

Chapter2-1P.30 関係演算子の表

<、<=、>、>=の意味で、a、bが逆になっておりました。
誤:aよりb
正:bよりa

P.36 3行目

誤:次の
正:「#undef VOL」

P.37 左のListの4行目

誤:cos(%d度)は
正:cos(%.0f度)は

P.59 日付の比較

日付が同じかどうか比較するメソッドの書式を以下の通り訂正します。
【書式】isEqualToDate:メソッド
- (BOOL)isEqualToDate:(NSDate *)anotherDate

P.60 日付の比較

日付の大小を比較するメソッドの書式を以下の通り訂正します。
【書式】compare: メソッド
- (NSComparisonResult)compare:(NSDate *)anotherDate

Chapter4-1P.112

図の引き出し線を以下のように訂正致します。

Chapter5-1P.162 2番目のListのタイトル

誤:ViewControllerクラスのヘッダファイル
正:ViewControllerクラスの実装ファイル

Chapter5-2P.178 2番目のList

2番目のリストのコードを以下に差し替えます。
【List】catchTombo:メソッド
//トンボをつかまえる
- (IBAction)catchTombo:(id)sender {
//tomboの座標をグローバル座標(ビューの座標)に変換する
CGPoint pt = [self.view convertPoint:_tombo.center fromView:_field];
//リングをトンボのグローバル座標に移動する
_ring.center = pt;
}

P.178 ページ末

以下の図を追加致します。

Chapter7-2P.271 上の図

Utility Applicationが選択されている図になっていますが、ここではMaster-Detail Applicationを選択してください。

P.272 下から2行目

誤:マスターシーンの「Editor」ボタン
正:マスターシーンの「Edit」ボタン

P.287 本文上から3行目

誤:requestWithURL:メソッドで
正:requestWithURL:メソッドの引数にして

Chapter8-2P.333 2つ目のListのタイトルとコードの1行目

誤: 【List】viewDidLoadメソッドでLoadメソッドを実行する
正: 【List】Doneボタンをタップして実行

誤:- (void)viewDidLoad
正:削除

P.339 下から1行目

誤:ヘッダファイルと実装ファイルを示します。
正:実装ファイルを示します。ヘッダファイルは先のサンプルと同じです(330ページ参照)。

本書の構成

本書の構成と各Partの内容について以下に記します。各Partの目次内容については書籍紹介ページを参照ください。

Part1Xcodeをはじめる

Xcodeの準備と使い方の概要を説明します。インターフェースビルダを使って画面にスイッチを置き、スイッチを切り替えると画面の色が切り替わるアプリも作ります。アプリ開発をまずは体験してみてください。
 

Part3配列・セット・辞書・構造体

プログラミングはデータを右に左に動かす作業の繰り返しです。このパートでは見栄えのいいアプリを作るわけでもなく、単調で少し退屈かもしれません。しかし、多くのデータをどのように管理し、操作すれば効率的で効果的なのか、それを知っているかどうかは後々大きな差となって現れてきます。
 

Part5ビュー・画像・ボタンの作成

アプリ開発の実践的な楽しさはこのパートからはじまります。このパートではプログラミングで画面に絵を表示したり、ボタンを追加する方法を解説します。利用するクラスやメソッドも増えて、プログラミングも本格的になってきます。

Part7シーンの移動

ストーリーボードを使ったシーン設計はXcodeのもっとも重要な機能のひとつです。シーン移動を行うことで作れるアプリの幅も広がり、使い勝手も大きく変わります。ナビゲーションコントローラによるシーンの遷移、タブバーによる画面の切り替えなど、iOSアプリの基本形がここにあります。

Part9デバイスの機能を利用する

デバイスの回転、傾き、加速度、方位コンパス、位置情報など、デバイスの各種センサー機能を活用することで開発できるアプリのアイデアがひろがります。地図表示、カメラ撮影、フォトライブラリの利用、画像合成など、本書で学んできた多くの知識をベースにアプリを作ってみましょう。

紹介ビデオ

ロクナナワークショップ大重美幸のiPhoneアプリ開発Objective-C+Xcode入門講座』用に作成された、著者の大重さんによる本書の紹介ビデオです。

ダウンロードの注意事項

本サンプルプログラムは本書を利用し学習する目的で作成されました。ダウンロードしたサンプルプログラムの著作権は、大重美幸に帰属します。すべてのデータに関し、著作権者および出版社に無断での転載、二次使用を禁じます。

ダウンロードしたサンプルプログラムを利用することによって生じたあらゆる損害について、著作権者および株式会社ソーテック社はその責任を負いかねます。また、個別の問い合わせには応じかねますので、あらかじめご了承ください。

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