SELinuxの設定を行う「SELinux Administration」ツールについてデザインの変更がありました。パッケージをアップデートすると本誌で記載した操作手順およびデザインが異なります。各ページのSELinuxの設定については以下を参照して設定作業を行ってください。
「SELinux Administration」ツールで「Select」の一覧から「Boolean」を選択します。右の一覧で「Module」が「Samba」、「Description」が「Allow samba to export user home directories.」を探し出してチェックします。
次に「Select」の一覧から「Boolean」を選択します。右の一覧で「Module」が「Samba」、「Description」が「Export all files on system read-write.」を探し出してチェックします。
また、212ページの手順2で行っている「chcon -t ・・・」の実行は必要ありません。
「Boolean」にある、「Module」が「apache」、「Description」が「Allow httpd to read home directories」を探し出してチェックします。
「Select」の一覧から「Boolean」を選択します。右の一覧で「Module」が「apache」、「Description」が「Allow HTTPD scripts and modules to connect to the network」を探し出してチェックします。
「Select」の一覧から「Boolean」を選択します。すると、右に各ポリシーが一覧されます。ポリシーの「Module」には、SELinuxで制御するサービス名が表示されています。また、「Description」には設定内容が、「Name」には設定項目名が表示されます。この一覧の項目にチェックをするとそのポリシーが有効になります。
例えば、Webサーバーのポリシーは「Module」が「apache」となっています。
「Allow httpd to read home directories」をチェックすれば、一般ユーザーがpublic_htmlディレクトリに作成したWebページを公開できるようになります。そのほか、「Allow httpd cgi support」にチェックすればCGIの実行が行えるようになります。