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チェスケ・ブジェヨヴィツェのビアホール


チェスケ・ブジェヨヴィツェの醸造所
  • レスタウラツェ・ブドヴァル[ピヴニツェ・レスタウラツェ]
  • マスネ・クラーミ[ピヴニツェ・レスタウラツェ]
  • レストラン・エヴロパ[ピヴニツェ・レスタウラツェ]
  • その他

  • レスタウラツェ・ブドヴァル
    Restaurace Budvar

    [ピヴニツェ・レスタウラツェ]
    ブドヴァル醸造所のすぐそばにある店。醸造所の直営店かもしれない。
    醸造所と同じで、建物はつまらない近代建築。 店名がでかでかと書かれている割に、店内は狭い。それに、レスタウラツェというよりはピヴニツェの雰囲気だ。もしかしたら、ほかにも部屋があるのかもしれない。
    午後3時か4時ごろだったが、店内は汚れた作業服姿の男たちでいっぱい。醸造所の人間だろうか。
    全く場違いなわれわれだが、カウンターまで行って、取っ手つきの500mlのジョッキにブドヴァルを注いでもらい、その場で金を払う。
    ほかの客は、さすがに物珍しいのか、ちらりとこちらを見るが、それ以上じろじろと見つめることはない。
    大きめのテーブルの端の空いている席に座らしてもらい、ビールを飲み干すと、そそくさと出てきてしまった。やはり、醸造所のすぐそばで飲むビールは最高!だった気がする。


    マスネ・クラーミ
    Masne kramy

    [ピヴニツェ・レスタウラツェ]
    ブジェヨヴィツェで一番有名なピヴニツェ
    元は肉市場だったという古い建物は、教会の礼拝堂のような面白いつくり。中央部分は吹き抜けになっていて天井が高いが、両サイドのボックス席のようなところは、普通の天井の高さ。 もちろん、飲ませるビールはブドヴァル。食べ物もなかなか充実している。



    レストラン・エヴロパ
    Restaurant Evropa

    [ピヴニツェ・レスタウラツェ]
    ブドヴァルはこの町で昼間から何杯か飲んだが、この町のもう一つのビール、サムソンはまだ飲んでいない。そこで夜になって、サムソンを求めてひとり町に出た。ところが、ブドヴァルを出す店ならいっぱいあるのに、サムソンは全然見当たらない。
    駅の方で看板を見たのを思い出して、ようやく見つけたのが、この店。駅の前を線路に平行して走っている通りに面しており、駅から歩いて3分くらいのところにある。
    店内は割と広く、長テーブルが並んでおり、駅の食堂といった感じ。長居している様子の少年のグループ(うち1人は軍服姿)もいて、駅の待合室の雰囲気でもある。
    店員は、主人とおぼしき、背の高いやせた中年男のみ。彼が、ビールはドゥンケル(トゥマーヴェ=黒ビール)にするかヘレスにするか訊いてきたので、ドゥンケル(もちろんサムソンの)を頼む。
    しばらくすると、隣のテーブルの2人連れの男が話しかけてくる。30代と50代のようで、お世辞にもきれいな身なりとは言えないが、悪人には見えない。「トヨタ、ホンダ」と名前を列挙しての「日本製品はいい」という外交辞令の後、ビールの話に。彼らの意見は「サムソンはいいが、ブドヴァルはダメだ」。
    そこで今度はサムソンの"ヘレス"を注文するが、品切れ(残念ながら、これは飲めずじまい)で、またトゥマーヴェを注文。2人連れは金がないようなので、彼らの分もおごる。少年のグループがこちらを見てにやにや笑っている。
    それから2人が何か言い始めたが何のことか分からない。店の主人が「スキー・ジャンプのことだ」という。「日本にはいいジャンプ選手がいる」という話だった。
    そのうち蒸留酒の話になると、年配の方の男が「おれはウォッカがいいな」と言い出した。ふと目を上げると、店の主人がこちらを見て顔をしかめ、黙って盛んに首を横に振っている。「やめろ、やめろ」という合図。そこで私はこのリクエストは無視してしまった。「たかり」ではあるが、妙に人なつっこく憎めない2人だった。



    その他

    ブジェヨヴィツェではほかに、町の中心の旧市街でレストランに、駅のそばでもう一軒ピヴニツェに入ってブドヴァルを飲んだが、いずれも店名は忘れてしまった。
    レストランでは、ブジェヨヴィツェ名物らしいコイ料理がうまかった。


    チェスケ・ブジェヨヴィツェの醸造所
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