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プラハ旧市街南部のビアホール


旧市街北部新市街小地区フラチャニ地区
  • ウ・ズラテーホ・ティグラ[ピヴニツェ]*****
  • ウ・ヴェイヴォデュー[ピヴニツェ・レスタウラツェ]***
  • ウ・ドゥヴォウ・コチェック[ピヴニツェ・レスタウラツェ]*
  • ウ・メドヴィドク[ピヴニツェ・レスタウラツェ]?
  • ジェームス・ジョイス・パブ[アイリッシュ・パブ]*+

  • ウ・ズラテーホ・ティグラ
    U zlateho tygra

    [ピヴニツェ] *****
    プラズドロイ(ピルスナー・ウルケル)を飲ませる、プラハでも1,2を争う有名なピヴニツェ(ビアホール)。旧市街の、細いが割とにぎやかな通りに面している。
    あまり目立たない地味な外観だが、「金の虎」を意味する店名にちなんだ虎のレリーフが入口の上にある。"文士"が来るので知られているのだそうだが、洒落たようなところでは全然なく、今回訪れた店の中で一番活気があった。
    「満員で入れないのでは?」と心配したが、夜の七時ごろとあってさすがに混んではいたものの、幸運にも2つだけ席が空いていた。とはいえ、空いている席は常連の指定席の場合もあるという話を聞いていたので、周りの人に断ってから座った。隣の席の2人連れの青年はオーストリアから来たとのことだった。
    ここで初めて生のプラズドロイを飲んだが、日本で飲んだ瓶詰めとは違ってフルーティーで絶品。気のせいか、その後、プルゼニュプラズドロイ醸造所で飲んだものよりもうまかったような気もする。
    店内には、常連の文士の中で一番有名なB.フラバルを描いた、象徴主義風の肖像画も掛かっている。



    ウ・ヴェイヴォデュー
    U Vejvodu

    [ピヴニツェ・レスタウラツェ] ***
    旧市街の入り組んだ一角に位置している。
    重厚なドアを空けて入ると、すぐそこが店内。 部屋は狭いが、天井はアーチ状になっており、暖炉もあって、いかにも古い建物という感じで、なかなかいい雰囲気。
    レスタウラツェ(レストラン)と看板に書かれているように、テーブルは小さめで、小ぎれいなテーブルクロスも掛かり、また、テーブル間も離れている。食べ物もまずまず。
    プラハのビール、スタロプラメンを飲ませるが、トゥマーヴェ(黒ビール)は別の銘柄。

    ウ・ドゥヴォウ・コチェック
    U dvou kocek

    [ピヴニツェ・レスタウラツェ] *
    旧市街のなかなかいい場所に位置しており、外見も悪くはないのだが、そのロケーションゆえか、完全に観光客向けになってしまっている。
    値段も高めで、プラズドロイ(ピルスナー・ウルケル)のビールの味は悪くないが、正直言って、食べ物があまりいただけない。量も少ない。アコーディオン弾きの演奏があるが、これも観光客向けのようだ。店名は「二匹の猫」の意。

    【入れなかった店】

    ウ・メドヴィドク
    U medvidku

    [ピヴニツェ・レスタウラツェ]
    ブジェヨヴィツェの有名なビール、ブドヴァイゼル・ブドヴァルを飲ませる、プラハにはあまり多くない店の一つで、人気が高い。3回訪れたが、いつもいっぱいで入れてもらえなかった。もっとも、玄関から左へ入った部屋は空いていたのだが。
    玄関を入ったところでおじさんが番をしていて、ここから左右に部屋がある。右側の部屋は広く、にぎやかで、活気とざわめきに満ちた、いかにもビアホールの雰囲気。一方左の部屋は、狭くて家族連れが多く、シーンとしていて、食堂という感じ。
    玄関番のおじさんは「左の部屋なら空いている」と言って、右側の部屋には入れてくれない。そこで出直すことにしたが運のつき、ついに入れずじまいに終わった。
    窓から覗いてみたところでは右側の部屋も、アメリカやドイツの、お年寄りを含む団体の観光客が多いようで、音楽やダンスの音も聞こえてきた。
    店名は「仔熊たち」という意味。同じ名前で隣にペンションの看板もあった。階上に泊まれるようだ。

    ジェームス・ジョイス・パブ
    James Joyce Pub

    [アイリッシュ・パブ] *+
    世界的なブームとも言えるアイリッシュ・パブ。プラハでもはやっていて、市内に全部で4,5軒あるようだ。ここはその一つで、旧市街の込み入った界隈にある。
    ビールは、アイルランドのギネスとキルケニー・アイリッシュ・ビア、そしてプラハのスタロプラメンを飲ませる。
    われわれが訪れた夜はとにかく混んでいて、アイリッシュ・パブならではの立ち飲みの光景が見られた。
    ここでわれわれは、ノルウェーから来ていた若いカップルに会った。また、日本からキリン・ビールの団体が来て、もの珍しげに店内を見回していた。
    店名はもちろん、アイルランドが生んだ20世紀最大の作家の名前。プラハにあるほかのアイリッシュ・パブも「モリー・マローンズ」だの「スカーレット・オハラズ」だの、"いかにも"のアイリッシュゆかりの名前を付けていて恥ずかしい。


    旧市街北部新市街小地区フラチャニ地区
    プルゼニュIブジェヨヴィツェ][ビール銘柄I豆知識
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